夜桜満開のジャパンプレミア
オフィシャルレポート!

 池袋で「夜桜」満開! 去る3月30日、TOHOシネマズ池袋でTVアニメ『夜桜さんちの大作戦』先行上映イベント・ジャパンプレミアが開催されました。

 当日はお花見日和の晴天。TOHOシネマズ池袋の前にある中池袋公園には桜色のカーペット「サクラカーペット」が敷かれ、夜桜一家キャスト陣による「サクラカーペット」ウォークイベントを実施。『夜桜さんちの大作戦』のキャスト陣とファンのみなさんが至近距離で作品を盛り上がるイベントとなりました。その勢いも冷めやらぬ中、TOHOシネマズではどこよりも早く夜桜一家の活躍を観られる先行上映イベントを実施。プレミアムシアターには満員のファンが集まり、『夜桜さんちの大作戦』第1話~第3話までが上映されました。
 上映が終わると、MCを務める松澤ネキさんが登壇。作品のご紹介とともに8人のキャストが呼び込まれました。
 スクリーンの前のステージに姿を見せたのは、川島零士さん(朝野太陽役)、本渡 楓さん(夜桜六美役)、小西克幸さん(夜桜凶一郎役)、鬼頭明里さん(夜桜二刃役)、興津和幸さん(夜桜辛三役)、悠木 碧さん(夜桜四怨役)、松岡禎丞さん(夜桜嫌五/ゴリアテ役)、内山夕実さん(夜桜七悪役)。川島さんは自己紹介をしたあとに「好きな六美は、フレーフレーって応援しているときの六美です!」と六美への愛を披露。続いて本渡さんも「私の好きな六美は、卵焼きを美味しくつくってくれるところです」と発表。ところが小西さんは「好きな六美」を発表せず……「みなさんは好きな六美をあーだこーだ言ってますけど、僕は六美の全てがすきだからいまさら言う必要はないんです」と凶一郎役らしい六美への濃厚な愛を語りました。続いて鬼頭さんは「好きな六美は、二刃の手のうえでくるくる回っていた、小さいころの六美です」と発表。興津さんは「好きな六美は、髪の毛を触っている六美です。かわいいなあーって思います」と食い気味に解説。悠木さんは「巨漢に抑えられているところです」と独特な視点で好きなポイントを披露、続いて松岡さんは「好きな六美は(髪の毛)が白いとこ」と好きなパーツを説明。最後に内山さんが「好きな六美は、いつも美味しいお弁当を作ってくれて、健気なところです」とまとめました。

 来場したお客さんは今まさに『夜桜さんちの大作戦』第1話から第3話までを見終えたばかり。川島さんは観客に感想を聞きました。すると、大きな拍手で観客が答えます。
「ありがとうございます。僕も昨日、新鮮な感覚で見させていただいて……すごく見ごたえがありましたよね?」と言う川島さんに、他のキャスト陣が「見ごたえあるよね」と次々とお返事。
「このチームワークの良さが、愛と笑いのスパイコメディに込められていたんじゃないかと思います」と川島さん。
「恋愛を描く作品はたくさんあれども、結婚から始まるというストーリーはなかなか珍しいですよね。そこから育んでいく関係もありつつ、それだけじゃないのがこの作品の面白いところで。命を狙われているときは、個性豊かな兄妹が守ってくれるんです!見ごたえがあるよね?」と本渡さんが振ると、再び他のキャストのみなさんが「見ごたえがあるよね」と次々と応えました。
 続いて内山さんが「今回は第1話から第3話まで観ていただきましたけど、オンエアで観たらさらに深いところまで見ごたえがある内容になっていると思います。ずばり見ごたえがあるね!」というと、キャスト陣が次々と「見ごたえがあるね!」とレスポンス。
 メイキングビデオの撮影が入っていたため、そのために「見ごたえがあるよね」をというセリフを何度もやり直して、その場でベストなショットを撮ろうとする、キャストチームワークの良さを披露してくれました。

 そして、MCの松澤さんがそれぞれのキャストの役どころについて質問。まずは長男の夜桜凶一郎について小西さん(夜桜凶一郎役)にキャラクターについて伺います。
「僕(凶一郎)は六美への愛だけで生きております! 話が進んでいくと、(第1話~第3話よりも)もっとすごい愛がいっぱいありますから楽しみにしていただきたいですね」と小西さん。
 太陽と六美の結婚のきっかけをつくった二刃については鬼頭さん(夜桜二刃役)が「二刃は(ふたりが結婚することについて)説明をしてくれるんです。さすが長女ですね」と説明しました。すると小西さんが「二刃がいないと、夜桜一家はまとまらないんですよ!」とフォロー。「(二刃は)みんなをまとめあげて、太陽のことをサポートしてくれる、大事なお姉さんです!」と川島さんも二刃の魅力を語りました。
 武器のスペシャリストの次男・辛三について興津さん(夜桜辛三役)は「武器のスペシャリストのはずなんですけど、仕掛けたトラップは凶一郎兄さんに全部解除されちゃったりするんですよ……(笑)」と悲しそうに発言。すると悠木さん(夜桜四怨役)が「でも、辛三のバケツ(ゴミ箱戦車)の上に四怨が乗ったりして、ふたり(辛三と四怨)のコンビがけっこうかわいいですよね」と名コンビぶりについて触れました。四怨はドローンやデジタル技術が得意な次女。「四怨は辛三とけっこうわちゃわちゃしているんです」と悠木さんが言えば、「辛三は優しいからね」と興津さんが発言しました。そして「第1話から第3話までご覧になった方は、辛三が潜んでいるバケツの中をちらっと見えたと思うんですが……居心地がいいんですよ!」と興津さんもアピールしていました。
 夜桜嫌五とゴリアテのニ役を演じる松岡さんはゴリアテの収録がいかに大変かを実演しながら説明してくれました。「ゴリアテのセリフは絶対に『ゴ』から始まるんです。『ゴ』を言ったあとに巻き舌を使うのは本当に厳しいんです(笑)。しかも、『ゴルルル』と言うだけじゃなくて、太陽を噛んだり、お兄ちゃんを噛んだり、踏まれたり、寝たり……いろいろやらなくちゃいけないんですよ。それを全部『ゴ』とうなり声で表現しなくちゃいけないので。いかに大谷育江さん(『ポケットモンスター』ピカチュウ役)がすごいか! とあらためて感じました」とマスコットキャラクターを演じるお芝居についての難しさを語りました。
 ここでMCの松澤さんから、キャストのみなさんに「夜桜家の絆を試す」ミニミッションを発令。これは作品に対する質問をして、夜桜一家キャスト陣の答えが一致するかどうかを試すというもの。
 その質問とは――

「第1話~第3話の裏MVPキャラは誰でしょう」

 8人+1匹のキャラクターから、自分が選ぶ裏MVPとは? 家族の絆が試されます。
 すると……悠木さんが「私の中のMVPはきまってます!」と一足先にフリップにマークを付け終えたようで……。そのようすを受けて、キャスト一同はフリップにマークを付けます。
 さて、フリップオープン。
 悠木さんは……夜桜七悪。
 本渡さんは夜桜七悪。
 小西さんは夜桜七悪。
 鬼頭さんは夜桜七悪。
 興津さんは夜桜七悪。
 松岡さんは夜桜七悪。
 内山さんは夜桜七悪。
 内山さんは「今日の控室であおちゃん(悠木碧)からずっと七悪がいかにすばらしいかを聞かされていました!」と言うと、「あの体格がいいんですよ!」と悠木さんの推しキャラへの愛をぶつけていました。
 おかげで裏MVPは七悪に全員一致かと思いきや……川島さんが選んだ裏MVPは、夜桜六美。
 そんな川島さんにまわりのキャスト陣が「六美は表のMVPだから!」と鋭いツッコミが入ります。すると、川島さんは客席でサイリウムを持っている人に注目。七悪の色や、六美の色を出してもらって、みんなの目を逸らしたところで……川島さんのフリップを見ると裏MVPは……夜桜七悪に。
 夜桜一家のキャスト全員の絆の深さが証明された(?)ことで無事にミッションクリアとなりました。

 さらにイベントでは、TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』が連続2クール放送であることや、新規キャストも発表になりました。愛が重い〝男狩り〟スパイ・切崎殺香役に伊瀬茉莉也さん、「ヒナギク」を導く剛健室長・不動りん役に朴 璐美さん、冷静沈着な「ヒナギク」の刀使い・蒼 翠役に内山昂輝さん、エネルギッシュな「ヒナギク」のメンバー・犬神王牙役に濱野大輝さんが決定したことが伝えられると、会場は大きく盛り上がりました。

 イベントでは最後に川島さんからメッセージが贈られました。
「TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』の放送開始まであと……1週間くらい? 過去12年ぶりに桜の開花が遅れたそうで、放送当日ぐらいに日本全国で桜が満開になるそうです(観客も拍手)。これは地球が『夜桜さんちの大作戦』を応援しているんだと思っています。みなさんはまだオープニング映像とエンディング映像を見ていないと思うんですが、きっとあれを観たら、みなさんももっと観たい、早く次の放送を観たいと思うはずです。『夜桜さんちの大作戦』で日本を明るく楽しくしていきたいと思います。どうぞ、X(旧Twitter)でポストをよろしくお願いいたします!」
 その熱いスピーチに客席も拍手で応えます。いよいよオンエア開始まであとわずか。ジャパンプレミアイベントは大きな拍手とともに終を迎えました。TVアニメ『夜桜さんちの大作戦』は4月7日日曜日午後5時から、MBS/TBS系全国28局ネットで放送開始となります。